ーーお昼休みーー

「弥生…屋上いくの?」

そう聞いてきたのはわたしの親友、
高浜 若菜。

「ん…この時間しか一緒に
いられないし」

「…もぉやめとけばいいのに」

心配そうに顔をゆがめる。

「ありがと♪わかな。
心配してくれるだけで嬉しいよ」

「~~っ!もぅ!
弥生だいすき!お願いだから
傷つかないでね?」

そういって若菜はわたしに
抱きついた。