わたしの手を強く握って 走り出す廉。 廉……。 ほんとに… 廉のこと好きになってよかった。 廉… 「愛してる」 「え?」 っ!ぁっ…/// 「…いま何て言った?」 いきなり立ち止まる廉は 背を向けながら訊ねる。 「なんでもないっ// 」 すると廉はこっちを振りかえって わたしの肩に顔をのせた。 「れ、、「俺も… 愛してる」 そういった廉は わたしの耳に優しくキスをおとした─。 ーendー