すごい暴言吐いても、あたしをずっと変わらず大切にしてくれるおばあちゃん。
つらくて、悲しい時、一番におばあちゃんに相談していたね。
おばあちゃんは、泣きながらあたしを怒ってくれた時もあったね。
あたしが傷ついたのを知った時、それを聞いたおばあちゃんの方がよく泣いてたね…
そんなあたしも、もう23歳。
自分で稼げる年になった。
おばあちゃんはもう70歳を超えている。
年金暮らしのおばあちゃんに、あたしがしてあげられる事はお金の援助。
あたしはおばあちゃんの背中を見て育ったから、お金には人一倍以上にシビアで敏感だ。
この性格になれて、すごくおばあちゃんには感謝をしている。
でもおばあちゃんに会った時、いつもお金を渡すのにおばあちゃんは受け取らない。
おばあちゃんは、「将来の為に残しておきなさい」って言う。
でもあたしは、貯金は人一倍頑張ってる。
おばあちゃんに認められたくて、貯金の金額をよく話すんだ。
「すごいねぇ…あんたはまともに育って嬉しいよ。よく頑張ったね」
って言ってくれた。
だから今日もまた貯金を頑張ろうと思えるんだ。
あたしがこの世で絶対的な存在が「おばあちゃん」
あたしは、よく誰にでも反抗するし、自分の意見は絶対に曲げない。
でもおばあちゃんにだけは頭が上がらない。
おばあちゃんはあたしにとって、絶対的な存在だからだ。