*.゚夏の金魚゚.*



お願い、神様。


なる君を助けて…。


「とりあえず、美月は寝てろ。」


「やだ! ちゃんと連絡くるまで寝ない。」


「美月…今日会ったのにすごいな。」


そうだ。


なる君とは今日初めて会ったんだ。


でも、出会った日なんて関係ない。


「すごい好きなんだもん。」


「そっか。 一緒に待ってようか。」


「うん。」


私と星哉は電話持ちながら、ずっと起きていた。


電話は全然ならない。


~♪~♪~♪


「星哉、電話!」


「あっ、あぁ!」


星哉は急いで、通話のボタンをした。


『もしも~し☆』


「晃…どうした?」


『お前、学校来ないのか?』


「何、今何時? ってか、休むわ!」


『10時♪ りょうかい、またな☆』


晃くんの声がした。


なる君じゃなかった…。