アメ屋さんに戻る帰り道。


無言だったけど、なる君が話しかけてくれた。


「なんか、あっという間だったね。」


「うん。でも、楽しかったよ!」


「俺も! またデートしたいな(笑)」


「うん///」


「美月、可愛い♪ ちょっと寄り道しよっか?」

首を傾げて私を見るなる君。


キュンってなる!


「うん、もう少し一緒にいたい。」


「じゃ、行こっか///」


手を繋ぎながら、私達は帰り道とは違う方向に歩いた。



あのね、なる君との初デートは、なる君の宣言通りだったよ。


私の中で、今でも一番いいデートなんだよ。



だから…あんな事になるなんて、思いもしなかった。