「星哉、好きの意味が違うから(笑)」
家族愛だし!
「だなっ! どんな奴?」
「えっと、あそこの人!」
私はさっきの男の人を指さした。
ピクリとしない星哉。
「ねぇ、どう? ダメ? えっ、ダメなの!?」
「いや、近くに行こうぜ!」
そう言って、私の腕を引っ張りながら歩き始めた。
「星哉ど… !! 嫌だ~! 」
「平気だって! できるだけ近くで見ようぜ!」
だんだん近づくにつれて、緊張が半端ないよ!
話しかける訳じゃないんだけどね!
そう思ってたのに…
「すいません!」
何話しかけてんの!?
ってか、何をコソコソ話してんの??
「ありがとうございます!」
こっちを向いて、笑う星哉…怪しい。
これから、何が起こんの!?
不安の中、星哉のクレープを食べていた。
星哉は、私とあの人の恋キューピットだったね♪

