その日は眠れないまま
 次の日を迎えた。

 今朝もバスに乗り込む。
 いつもは何も気にせず乗ったバスだけど、
 今日は違う。
 あの人の存在を探してしまう。
 でも、乗ってないようだ。

 その後も、2つほどバス停に止まったけれど、あの人は乗ってこなかった。

 今日は、
 和喜さんに逢えないのかな…。

 結局、和喜さんはバスに乗らないまま、学校に着いた。
 
 教室に行くと、
 大好きなはずのパーフェクトくんがいた。

 …けど、
 なんだか違った。