横顔。


 1人で納得していると、あの人の存在を思い出した。
 元樹の前で暴走するのは大丈夫として、あの人の前でこんな発言しちゃうなんて…。
 しかも、興奮しまくりだし。
 最悪だ…。

 そしてあの人は、気づけばまた眠りについていた。

 はあ…。
 ドン引きされたかも…。

「ねえ、元樹」
「ん?」

 切り替えの早いあたしは、また元樹に話しかける。

「あの人の名前、なんて言うの?」
「ん?こいつ??」
 あたしの目の前ですやすやと眠っているあの人を指さしながら、元樹は言った。

「和喜だよ」