夏芽たちが見ている映画は学生の青春を描いたストーリーのようだ


淡い恋がくすぐったくなる


春実の様子を見ると寝てた


自分が見たいって言ってたくせにと思いながら夏芽は映画を見た


しかし映画を見ていくうちに夏芽は違和感を覚えてくる




主人公の女の子には彼氏が出来た

なのに他の男子の相談事を聞いていたら
抱きしめられて好きだと告白される


その現場を彼氏にみられてしまう


彼氏は俺だって抱きしめたことないのにと怒るのだが主人公は誤解なんだと一生懸命伝え彼氏を抱きしめる


主人公と彼氏の中は戻るものの彼氏と主人公を好きな男子は険悪のムードになってしまう


ここで夏芽は辻本と星夜を思い出した


人間か幽霊だけの違いでシチュエーションはほぼ一緒だ


そのうちストーリーは主人公を好きな男子が主人公を奪おうとする


主人公も彼氏ではない男子に心が動いてしまう


でも主人公は自分は彼氏が好きだと思い込んでいる


ある時彼氏に言われてしまう


「お前が好きなのは俺じゃない」


夏芽はどんどん自分と重ねてしまった


自分はもしかして星夜に心が動いていったのか?

幽霊の見えない辻本に心が動いていることが分かったのか?


自分は星夜の事を…


そう、思った瞬間
映像にあの人が映った


「え…麗子さん?」


4人目の記憶のない幽霊


夏芽に美を教えてくれた麗子だった