夏芽はしばらく鈴風さんに様子を見てもらうことになった

と言っても普通に過ごしてるところを
みるだけだから特に何にも無かった


「前と何も変わってないじゃん。辻本バカじゃないの?男のカンってたいしたことないね」


鈴風は飽きてしまい何処かへ飛んでった


今日の放課後は春実と映画にいく約束をいていた


「ねぇ、何見たい?」


春実が夏芽に聞いた


「とくになにも。はるの見たいもの付き合うよ」

「本当⁉そしたらあれが見たいんだけど」


春実は映画館に大きく貼られた看板を指差した

なぜか夏芽は絶句した


「ちょっと、何で絶句?」

「いや、はるだからてっきりホラーかと思ったのにラブストーリー?」

「夏が終わるとホラーはほとんどないの。言っとくけど毎日ホラー見てる訳じゃないから」

「だよね。ごめん」

「あやまんなくていいから!ささ!行こう!」

二人は映画館の中へ入って行った