絶対来るって言ったくせに


そうふてくされながら夏芽は学校に着いた


「おはよう」


夏芽が春実に挨拶した


「おはよう」

「どうした?はる」


夏芽は春実が元気ないことにすぐ気がついた


「昨日さ…」

「うん」

「星…」


春実はまだ消えたのか分からない星夜の伝言を伝えるべきが悩んだ


「流れ星?」

「え?」

「流れ星の話でしょ?昨日なんとか座流星群かな?流れ星すごかったよね!」

「…そ、そう!流れ星!凄かったよね!」

「見惚れちゃって願い事するの忘れたわ」

「願い事?」

「ほら、よくいうじゃん」

「いうけど、夏芽ってジンクスとか信じるんだ」

「え?」

「興味なさそうだったから意外だなって」

「そうかな」

「でも、いいと思う!かわいい」

「そう?」


夏芽は嫌な顔をした


春実は元気な夏芽を見てまだ大丈夫かもと思い伝言は伝えなかった