こんな思い、知らなかった。


好きと、気づいてしまった後悔は

消えずに。

心の中に広がっていくばかりで。


ただただ思うのは

美優がこのことに気づかないでほしい




いうこと。


そしてまた湧き上がってくる

罪悪感。


それはいつも


登下校の真田の背中を長めながら

湧き上がってくる感情。