「コーヒーとか飲まないの?」
「あー、ちょっと苦いかも」
意外と可愛いところがあるんだ。
面白い。
「はははっ」
「何笑ってんだよー」
「意外だなーと思って」
「うーん、まあいいや」
私はアイスティーをレジに持っていき
二人とも会計を済ませた。
「じゃあね」
「おう」
・・・なんか、あまり話したことなかったのに
あんなに会話がはずむとは思わなかった。
真田くんと話すのは楽しかった。
「ちょっ、まっ・・・!」
「きゃあ!」
後ろから犬が突進してきた。
「ごめん!」
真田くんが目の前にいる。
「あ、散歩中だったの?」
「そう、ごめんな、本当に」
「ううん」

