そういって走り出した。 あの、可愛いツインテールを揺らしながら。 「・・・あれってどうなのよ?」 愛実が口を開いた。 「いいんじゃない?結果は同じだし」 「それは・・・そうだけどさ」 なにか腑に落ちない顔をしている。 「まあ・・・いいか」 「教室戻ろうか」 「うん」 教室に戻る途中。 真田くんとすれ違った。 スラリと高い身長。 さらさらしてる髪。 顔だって整ってるし。 頭いいのかなあー なんて。 一人で思っちゃって。