そんな気持ちを抱えたまま。

朝。


「顔色悪くない?」

愛実が心配そうに私の顔を
覗き込む。


「あー、ちょっと寝不足なだけ」


それは、本当のことだった

ベッドにはいっても
なかなか寝付けなくて。

「寝不足はお肌に悪いよ~」


「わかってるって」


「ねー!ねー!」

美優。

「聞いてッ♪」


「うん、どうした?」


美優は朝からご機嫌そうだ
真田くんと何かあったのかな・・・


あ、でもメアド言ってないし。


「昨日ね!佑くんに真田くんのメアドもらっちゃった♪」


え・・・?

「だから、ごめんね!せっかく聞いてくれたのに」


「あ、ううん」

うーわー


聞いた意味ないじゃん。

ま、いっか。

結果的に美優にメアドが渡ったわけだし。


「さっそく今日メールしてみる!」


かわいくニカッと笑ってみせる美優。


少しウェーブした髪。

それをツインテールする美優は

普通にかわいかった。

「じゃあねッ」