「あー別にいいよ」
…わ
「じゃー、あいつがもってるから聞いて?」
真田くんが愛満を指差す。
「うん、わかった」
「じゃ」
…一瞬
一瞬だった。
あっさり終わった。
メアド。
聞けた。
それと…
火傷。
あの日の横断歩道の人は
真田くんだったんだなあ。
そんなことをぼんやり考えていると。
「刹那ちゃーん!」
美優が走り寄ってきた。
「メアド、聞いてくれた?」
「うん、まだもらってないから待ってて」
「本当~!?ありがと~♪」
「どういたしまして」
「じゃあねっ!」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…