「ええっと…だから、その…」
まっすぐこっちを見ている愛実が怖い。
「気になってるの!?」
わわわ
「う、うん」
「昨日のって、自販機の??」
「そう…だよ」
愛実がグイグイよってくる
「…う」
もう私と愛実とのあいだは2、3cm。
「それでッ!?」
「えと…」
怖い怖い。
「いつからなのー?」
「結構前?いや、最近?」
やっと態勢を変えて、椅子に座ってくれた愛実。
「どっちよー!」
「んと、私が5回目…?の遅刻をした日ぐらい…かな」
「えーーーーーッ!うっそまじで!?」
「まままままじまじ」
「結構最近じゃん!」
「うー…うん」
「頑張ってよ!」
なんだか
この愛実の言葉が
私に
大きくて暖かくて
確かな勇気をくれた気がした。

