空に届くように


キーンコーンカーンコーン…

空を見ながらぼんやりしていると

いつの間にかチャイムが鳴った。

「刹那じゃん。やっとみつけたあ」

愛実が走り寄ってくる。

「教室戻ろ」

愛実に手をひっぱられながら
教室へ走る。

「先生に怒られる~」

愛実はそんなこと言ってるけど

私は、あの人のことが気になって
ならなかった。


* * * * *


「刹那~」

教室のドアのところに愛満が立っていた

「一緒帰ろー」

愛満とは家の方向が一緒。

よく一緒に帰る友達の一人。

「うん」

「帰りにいつもんとこ寄って行こうよ」

「いいよ」

私たちにはお気に入りの場所があった

それは

「れっつごー!」

「おー!」

愛満の家の少し手前の小さな雑貨屋さん

「到着ー」

「いつきても和むよね、ここ」

「そうだね、毎日にでもきたいけど」