「あっすいません」

あれ・・・?

「わー、あのひとイケめてるねえ」

「う・・・ん」

知ってる。



さっきの声知ってる。

「ねえ!今の人何組??」

「え?えっと2組・・・かな」

「ほんと?」

「うん、でも・・・あっ」

愛実が最後まで言い終わらないうちに
刹那は走って行ってしまった。

「2組・・・2組・・・」

刹那と、愛実は4組だった。

そして

「・・・2組」

教室の中には・・・

「・・・いない」

「わっ!」

「きゃ!」

後ろから驚かせてきた

それは

2組の角井 愛満(ツノイ アミ)

「あ・・・愛満」

「おはよ!」

「びっくりしたあ」

「えへへw」

「ねぇ、このクラスにさあ・・・」

あ・・・

「ん?」

私・・・

「あ、なんでもない」

「そっか、ばいばーい!」

「うん」

私、名前知らないんだった。