「――…えっ?」 「バッ…ちげーよ」 お兄ちゃんはそういうと自分の部屋に急いで戻っていった。 私、自分では前より可愛いくなったと思ったのにな。 「亮太も瀬奈がさらに可愛いくなったをみて照れたのよ(笑)ホントに亮太は瀬奈のこと大好きなのねぇ」 「お母さん!なに言ってるのよ〜。…今時、兄妹愛なんてあるわけないじゃん。小さいときは好きだったけど。」 「…そうよね〜」 お母さんは笑いながらも少し淋しい顔をしていた。 …そうだよ。