「――…こいつ、俺の彼女。」 この声は…、 さっきの悲鳴といい……お兄ちゃんだ! ……え? 彼女じゃないよ。 宮崎くんも周りにいる人たちも目を丸くしている。 それに今度は、さっきよりもざわついている。 お兄ちゃんの手を振り切って、思わずいった。