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しばらく歩くと校門についた。
それからクラスメートや
先生たちと写真をとってお別れした。
そのとき後ろから声がした。
「あっあの!…浅山さん!」
「はい?」
振り向くと顔を赤く染めた男子がたっていた。
胸にお花をつけているからタメだろう。
「俺、宮崎といいます!…浅山さんのことが…っ。好きです!…友達からでいいので付き合ってください!」
「えっ…!」
その瞬間、また皆がざわついた。
それと同時に後ろから黄色い悲鳴が聞こえる。
きっとお兄ちゃんだろう。
でもなんで?
「返事は…?」
そのとき私は後ろから手で口をふさがれた。

