禁断の恋









教室に戻ってきた私たちは、
アルバムの開いているページにサインや
コメントなどを友達みんなからもらった。










それも終わり今度は、
昇降口から門までを下級生の間を通って帰るのが、
私の学校で決まっているから私たちは外にでた。










私が一番楽しみにしていたこと。










確かお兄ちゃんは、
下級生からの花束やプレゼントか
何かをあげるために周りに集まってきたんだっけ。









お兄ちゃん迷惑そうだったな。









それで後ろの人が詰まっちゃって大変だったのを、
私は今でも覚えている。













だって色々な人に押し潰されたから。












それが今度は私の番なんだ。












卒業証書とアルバムを手に、
私は下級生の間を通っていく。