「何度言ったら分かるの!?いい加減にしてよ!!」
「前まで一緒に入ってたんだからいーだろ?兄妹なんだし。」
「いい年頃の兄妹で一緒に入ってる人なんてどこ探してもいないよ!」
「ここにいるじゃん♪」
「も〜!!!絶対入ってこないでね!!」
また私は部屋へと急いだ。
ホントにあのお兄ちゃんのシスコンぶりには呆れる。
ここまで酷いなんて思ってなかった。
私はイライラしつつ、
布団に潜りこんで目を閉じた。
お兄ちゃんのことを考えた。
目を閉じればいつもお兄ちゃんが出てくる。
あんなシスコン兄貴、ホントに私は好きなのだろうか。
ないないない。
絶対ない!!
好きになんかならない!!
そう思うと私は眠りについた。

