「いっつも言ってんだろ!俺には瀬奈がいるからいいって。――…いい加減、俺のものになれよ?」 兄とは思えない発言に驚く私。 驚きながらもきっと私の顔は 赤面しているのだろう。 「なっ…なんでそんなことが言えるのかなぁ!…ゥチとお兄ちゃんは兄妹なんだよ?」 「そんなの分かってるよ。だけど、別にかんけーねーじゃん。」 「いや、関係あるよ!」 私はそのまま自分の部屋へと駆け上がった。