天然小悪魔にごちゅーいを



「…い…」


「あ?」


「大っきらい!!」


あたしは、教室に逃げ込んだ。


あたし…今、なに…して…。


「うぅ…」


涙が出て、止まらなかった。


放課後の誰もいない教室。


あたしは一人で泣いていた。


「ちがう……ちがう!!」


あれはファーストキスなんかじゃない。


そう、なんども言い聞かせながら……。


ひたすら泣き続けた…。