「あ、ありがとう…」


あたしは入れてきてもらったオレンジジュースを飲んだ。


「ん?ねぇ、葉月!あの人…美月さんじゃない?」


「え?」


窓の外には、本当に美月ちゃんの姿が!


「あれ…?美月ちゃんは今日、彼氏さんとデートだって…」


「あ、でもいるよ!美月さんの隣に…」


見ると美月ちゃんの隣には、彼氏さんの智春くんが!


「美月さんって?」


「葉月のお姉さん!」


浅木くんの質問に、由麻ちゃんが答えた。


でも、しばらくすると美月ちゃんがいなくなった。


そしてまた勉強を再会した。


「あ、シャーペンの芯きれた…誰か持ってない?」


「ごめん、持ってない…」


誰も持ってなかった…。


「てか、もう帰らない?」


「もう17時だよ」


保坂くんと由麻ちゃんは帰りの用意を始めた。