天然小悪魔にごちゅーいを



「うん…」


あたしが小悪魔?てか…


「小悪魔ってなに?」


「えぇぇぇ!?」


あれ?あたし、変なこと言ったかな?


「あんた、そんなことも知らないの?」


「え?ごめんね!…うぅ」


「なにも泣かなくても……」


「だって…だってぇぇぇ」


涙が止まらないよ…。


「はいはい、ごめんなさい」


「小悪魔ってのは、簡単に言えば…ちょっとの仕草で男子をメロメロにさせちゃうヤツのこと」


「へぇ…」


なるほどね…!


「まぁ、あんたの場合は小悪魔ってより天然じゃない?」


「天然?そうかなぁ?」


自分では自覚ないんだけど…。