「ねぇ、渓斗ぉ!今日、あそぼっ♪」

「だーめ!渓斗は亜美とあそぶのぉ!!」

「渓斗ぉ、ちゅーして?」

「だめだよッ!渓斗は今日、カナとするのぉ!」


わゎ!!


「由麻ちゃん、ちゅーってキスだよね?」


「え!?そうだよ」


あたしは不意に昨日、浅木くんにキスされたことを思い出してしまった。


「ん?どーしたの?葉月」


「へ!?あ…いや…」


「葉月ちゃんには、まだあの会話は早かったかなぁ?」


由麻ちゃんがバカにしたような顔で笑った。


「ほぇ!? えと…///」


あたし今、顔真っ赤になってる。


「え…葉月?」


「な、なんでもない!!!」


きーんこーん♪


チャイムがなって、HRが始まった。


由麻ちゃんも席に戻った。


すると、隣に浅木くんが座った。


「よっ!」