苦しくて、それでも大好きで



「さてと、親心配しちゃうから

そろそろ帰るか?」





抱きしめてた手を
緩めて

そう言った、









そういえば

この人の名前知らない







なんて名前なんだろ














「な、名前」




「名前?

あー俺の?」








コクリとうなづいた









「川久保 和樹
看護学校に通ってる

結愛の学校の近くに住んでる!」