キミとボク

「ひらぁい!!!」

「ハル・・・怖いよ・・・」




 僕はめいいっぱいもう一度頬を引っ張ってからパッと離す。




「純と隆志はいちいち大袈裟なんだよ」

「だってよ!!全てにおいて未経験な陽真が!!女嫌いな陽真が!!キスなんて単語を!!」

「ハルの口からそんな単語っ・・・!?」

「面倒だけど一応全部言ってあげるよ。まず、僕は全てにおいて未経験じゃないから。むしろ純より経験済みだよ?てかさ、第一に今授業中なんだけど」

「「あっ・・・・」」




 恐る恐る教卓の方に顔を向ける純とタカ。
僕はまったく気にしない。
だって、する必要ないし。




「有明、龍ヶ峰、放課後ザツ(雑用)な」

「えぇ!?」