-----病院-----
「柚李亜」
「・・・・ハルくんっ・・・」
「どうしたの柚李亜」
僕の声に反応してこっちを見た柚李亜。
そんな柚李亜の目からは涙が流れていた。
僕に伸ばしてる柚李亜の手を少し握ってから、柚李亜を抱きしめた。
「ハルくんっ・・・ハルくん・・・」
「僕だよ、僕はちゃんと今すぐそばにいるよ」
「助けてハルくん、あの人があたしを連れて行こうとするの・・・」
「“あの人”・・・?」
「あたしの話・・・聞いてくれる??」
「僕でよければ聞くよ」
柚李亜は少しずつ話始めた。
顔の半分を覆う包帯の意味を。
“あの人”の意味を。
ずっとここにいる意味を。
こんなにも苦しんでいる意味を。
一つ一つ、
少しずつ少しずつ、
ゆっくりと・・・―――――

