「全く行かなかったわけではないだろ」

「俺は純だけじゃなくてハルに会いたかったんだよ!!」




 お前は僕の彼女かなんかか。
ハルハルハルハル何回言ってんの。
てか純に謝れ。




「陽真ぁ~」

「お前まで抱きつくな、純」




 どっから出てきたのか、純が横から抱きついてきた。
それを見て純とは逆から抱きついてくるタカ。
お前らもしかしてそういう趣味なのか聞きたくなる。




「聞いてよ陽真!隆志の野郎が時間割いて見舞い行ってやったのにこの言いぐさ!!!」

「聞いてよハル!!こいつ来るのはいいけどエロ本かAVしか持ってこねぇし、ナースをナンパしかしねぇの!!!」

「あ゛?なんだ、ウハウハしてたくせによ!!」

「うるさい!!!なん連敗したんだよ純!一回も成功してないだろ!!!」




 人を挟んでペチャクチャペチャクチャ、ギャーギャーうっせぇ。




「純、タカ・・・」

「「ん?」」

「僕をバカにしてるの」