キミとボク


「ねぇハルくん」

「なに?」

「ハルくんのお友達はどんな人?ハルくん、お友達たくさんいそう!!」

「いないよ、全然」

「え、どうして!?そんなに少ないの!?」

「うん。多分僕が友達と思ってるヤツは片手で数えるくらいかな。僕、こんな性格だしね」

「ハルくんはそんなに性格が悪いの?」

「悪いって言うよりひねくれてるって方が正しいかな。僕は滅多に人を認めないからね」




 そうなんだ・・・。
ハルくんは人気者そうなイメージしかあたしにはない。




「ねぇ、柚李亜はいつもなにをしてるの?」

「特になにも。包帯を変えにくる人と話をするくらいかな。あとはボーッとしてるの笑」

「退屈だね。車椅子借りて、病院を散歩しようか」

「きっと無理だよ!」

「大丈夫、あとで院長に言っておくから」




 なんで大丈夫なんて言えるの?
この“龍ヶ峰病院”の院長さんを知ってるのも会えるのも限られた人だけって聞くよ?

 ごくごく普通の一般人男子高校生のハルくんが会うなんて、到底無理だよ・・・。




「無理だよ・・・」

「大丈夫、院長知り合いだから。さ、行くよ、掴まってね」

「えっ!?」