奪還~私達の故郷~




――キャァァァ!



ん…?


外が騒がしい…


ラ「姫様ッッ!」


サ「ラナ?どうしたの?そんなに慌てて…」


ラ「姫様、私とともに早く逃げましょう!」


サ「な…何を言っているの?」

ラ「人間がっ!…人間が攻めてきました」


サ「なっ…なんですって?」


ラ「国王と女王様は応戦に行きました…」


サ「ならば、私もっ!」


ラ「いけません、姫様ッッ!…国王のご命令です」


サ「何故私はダメなの…?」


ラ「それは…」



【聞こえるか、皆の衆!】


サ「これは…パパ?」


【今はテレパシーの魔法で魔法使いにだけ話している。これから言うことをよく聞きなさい。


この国は…じきに人間に奪われるだろう。


だが、決して諦めてはいかん!

それから、人間に会ってはならぬ。魔法使いだと分かれば囚われてしまう。国民は早く逃げるのだ!生きれば…必ずいい事がある!


…避難場所は北の山。人間に見つかるな!みんな…気をつけて!】