『いらっしゃいませー』



だるそうな店員の声を聞きながら、雑誌コーナーに向かう。



“あっ…そういや今日あの雑誌の発売日や…”



ひしめき合う様に並んだ雑誌棚の端から探していく。



“あった!!”







…べしゃッッ!!







『…痛ったぁ…』





雑誌コーナーの下に置かれていたダンボールにつまづき、まるでコントみたいに大の字に前に転けた。