『あー兄弟ってそういうのあるらしいな。俺一人っ子やからわからんけど…他人から見たらそれぞれ良いとこは違うねんけどなぁ。』



『やっぱ一番身近に居るからやと思いますけどねー。親戚とかに比べられたりするし。』



『でもサリーの親良い人そうやし親戚とか関係無いって。』



『親はめっちゃ仲いいし好きですよ。マネージャーも親と仲良さそうですね』



『…俺んち離婚してておかんも癌でだいぶ前におらんくなったからなぁ。おとんは顔も知らんし笑』



『あっ…ごめんなさい…』



『何で謝んねん!笑。俺それでも幸せやから大丈夫やで笑』





…正直、びっくりした。



いつも楽しそうで



周りに人もいっぱい居る真也が



あたしには想像も出来ない感情を幾つも乗り越えて来ていたなんて。