『それじゃーサリーちゃんの入社を祝って…サリーちゃんいらっしゃいと言う事でかんぱぁーい!!』



『『かんぱーい!!』』



『サリーちゃん頑張りやぁ!!』



『誰かにいじめられたらすぐ言いやぁ!!笑』



みんなそれぞれに、言葉をかけてくれる。



…それはそうと



何故か隣にはあの男。



しかもみんなに呑まされまくっている。



『真也さんもっと呑んで下さいよー!!』



既にベロンベロンの和也さんが、ピッチャーからビールを真也のジョッキに注いでいる。



真也も真っ赤な顔をしながらそれを一気に飲み干した。



『てかサリーちゃんてさー彼氏おるん?』



『和也君それ軽いセクハラやで笑』



すかさず優希が突っ込む。



『彼氏は…いないですよー。』



『えっでも携帯に指輪つけてるやん?』



和也さんがテーブルの上に出してあったあたしの携帯を指差した。



『これ高校の時の友達とオソロで買ったんですけど、無くしそうやからチェーン通して携帯につけてるんです。』