『お疲れ様でーす。休憩終わりましたぁ。』



『おかえりー!じゃあ次あたし休憩行ってくるから、その間和也君に教えて貰っといてな。』



そう言うと優希はさっさと休憩室に入って行った。



『あのっよろしくお願いします!!』



『いえいえこちらこそ。っても優希さんより大した事教えられへんけどなー笑』



『和也さんってスタイリストさんですか?』



『んー今はまだアシスタントやな。俺もサリーちゃん来るまではフロントしてたからちょっと出来るぐらい笑』



和也さんは、20歳らしい。



ひょろっとした色白で、少し幼い顔をしてる。



重ね着が似合うお洒落な人だ。



年が近いせいなのか



和也さんの持つ気さくな雰囲気のせいなのか



優希が休憩から帰ってくる頃にはすっかり仲良くなっていた。