「馬鹿は馬鹿らしく、大人しくし
てりゃあいいのにな」

無駄に背の高い、
赤髪の男も、

黒髪に同調した。


「それが出来ねぇから、クズしか
集まってねぇクソ族が最近増えて
んだよ」

――とにかく眠くて、話なんか…
一番聞いていなかったであろう、
金髪の男が、


“クズ”だの、“クソ”だの、

一番の毒を吐いた。