あたしは総長、あたしは姫



―総は、
教師が何を言っているのか、

まず、
そこからわかっていなかった。



―最早わからなすぎて、
外国語のようにさえ、
聞こえてくる始末だ。




ノートを書くにしても、
黒板に書かれている、

“√(ルート)”や
“θ(シータ)”は愚か、

二乗さえもわからないので、

まともに“書き写す”ことさえも
出来ず、
早々に諦めたらしい。


―そして、授業開始から
わずか10分もたたず、
寝たのだった。