次の日の朝もそのつぎの日も私たちは

早くに登校して話をした

自然に村上くんは、私のこと”さちあ”って

呼ぶようになった

そして私はなっちゃんって呼ぶようになった

「ねぇ、さちあって彼氏とかいねぇの?」

「いないよぉ~急にどおしたん?」

「いや、気になって。さちあ可愛いし
彼氏いそうだったから」

てれながら言ったなっちゃんを私は笑った

おもしろいからじゃない

てれながら言ったなっちゃんが愛しくて笑った

「ラッキー彼氏いねぇんだ」

「ん?何?」

なっちゃんを見ると顔が真っ赤

つられて私も真っ赤

「その顔反則!ほれちゃうじゃん!」

え!?今何て言ったの?

やめてよ

勘違いしちゃうよ

何か今日は2人何もしゃべらなかった

意識してしまったから

やっと気づいたよ

私は村上なつき…

なっちゃんが好き