君からはもう逃げられないっ!!



あのサクラ先輩と知り合って、

お話して、


しかも、今先輩の隣に……。


今日の一日の出来事が信じられない。

夢かなんかではないだろうかとすら思えるほど現実離れしていた。


その横にいる先輩はふわぁと何とも可愛らしげな欠伸をかき、

うとうととしている。


「あのー、先輩眠たいんですか?」

「え? ああ、ここ1週間くらいろくに寝てなくてね」


苦笑する先輩にわたしは、さっきの出来事を思い出す。


(そういえば……さっき先輩のお仲間さんらしき人が……。先輩のお仲間って言うと生徒会だよね……ということは――)


「先輩もしかして……」

「やっぱ気づいちゃったか。サボりもあるんだけど、もう少し君と話をしてみたくてさ」