朝起きて、亮とLOVE2して、

学校に着く。

教室に入るーー。

ここまではいつもと同じだった。

「やめてーーー!」

甲高い叫び声が耳に届く。

目に入ったのは、

クラスの女子が男子に蹴られたりしている。

「あ、姫様。
お目当ての実依が来ましたよ!」

中心の方の男子が言う。

「分かったわ。ありがとう。」

笑みを見せると、

こっちへ向かって歩いてきた。

立ち止まって数秒黙ると、いきなりーー

「実依。
あんた、亮君と、別れてくれる?」

満面の笑みのまま私に言った。


「何を言ってるのーー?」

思考回路がストップした。

「小さい頃から亮君だけが好きだったの。」


ーー吸い込まれそうな瞳に、

笑顔に、

なんか涙が出そうになる。


なんだか、

切なくなるーー。

唯奈さんの身に今までの間、

何があったのーー!?

でーー。

小さい頃からってーーー、

どういう事!?