「キャァ!」
私の金髪が男に捕まれた。
「放しなさいよっ!」
あり得ない。
男がこんな事を私にはするなんて。
姫様ってーーー誰!?
「命令かよ。
放して下さい。王子様だろ?」
太った男が笑って言う。
「放してっ!
私のーー自慢の髪がっー!」
お願いっ。
なんで、こんな事をーーー。
「な、デートしろよ。
俺ら三人と!
そしたら今は見逃すけど?」
うわ。
こいつらと?
一人目は太ってるし、
二人目は細くて気持ち悪いし、
三人目は顔が良くないし、
ダメダメなのにーーー!?
「なんだよっ!
文句あるのかよっ!」
「キャァーーー!」
髪が持ち上げられて、
身体が宙に浮く。
やめて。髪が抜けそう。
「分かった。
今度の日曜ー。連絡して、下さい。」
「ん。分かった。
さっさと片付けろよな、グズっ!」
