出てきたのは、
大量のラブレターではなくてーー
「キャーーーーー!」
私の高い声が学校中に響き渡る。
目の前には、
足元には、
周りには、
虫虫虫虫虫虫虫虫虫っっっ!
ゴキブリやら、
蜘蛛やら、
ハエやカもいる。
気持ち悪いっ!
死んでて良かったーー
生きてるのもいるし!
ぎゃー!
気持ち悪すぎっ!!
「あの子、虫が好きみたいね。
なんなの。気持ち悪ぅい。」
どっからか聞こえた
甲高い気持ち悪い声。
ただ、よく響いたお陰で私は、
朝から注目の的。
「キャーーーーー!」
ラブレターがっ!
破れてるぅーー(泣)
こんな事したの誰!?
絶対に許さない。
私の男パワーで!!
教室に入ると、
私の目に映ったのは、
クラスの冷たい目だった。
