扉~イジメ~


「あ、可愛い女子が三人!

どの子が唯奈ちゃんかなぁ?」


男子生徒が2人来る。

どうやら、三年生みたいだ。

背が高くて、金髪の男が喋る。


「唯奈ちゃぁん。

ちょおっと、来てくれるかなぁー?」


気持ち悪い。

喋り方、超うざい。

「はい。

私が唯奈です。

何かご用でしょうか?」

大人しく可愛いフリをする。


「あんさぁ、俺らさぁ、いじめてほしいやつがいる訳。

ちょおっと、頼めるかなぁ?」


「どなたをイジメたい訳?

さっさと話してくれない?

私には仕事が山ほどあるから。」


嘘だけど。

「おっ、ツメテーなぁ。


ちょおっと、狙っちゃおうかな?

俺と付き合ってくれない?

俺の誘い断る奴なんて、バカばっかだけどな。」


うざい。


ブラックリスト入り、決定でしょ。


「貴方のお名前は?」

「ん?戸田海音[とだかいと]

イジメてほしい奴は、
林菜穂[はやしなほ]

女でも、手加減するなよ。

俺を裏切った女はどうなるか教えてやるんだからな。」