勝手に高鳴る鼓動。


自分じゃ押さえきれない程の

熱い想い。


ドアが開いた瞬間に、

その姿を見た瞬間に、


私の学校生活が、


朝が、

始まる。


ーーなのに!!


ーーパリンッ

私の心の窓が壊れる。


私の愛しい人と一緒に

手を繋いで、笑顔で入ってきた


1人の女。


幼なじみだか何だか知らないけど、


私の亮君を独り占めする女。


アイツだけは。

許せないっ!!

小さい頃から邪魔だった。


私はーーーー。


亮君がずっと好きだった。