あーーー。


似てるかも。


可愛い瞳とか。

可愛い顔立ちとか。

甘えた声とか。

つやのかかった髪とか。


あ、似すぎる。


席に座ろうと、来の隣を通る。


「唯ーーーお姉様?」

一瞬、立ち止まる。


「久しぶりね。

来、私、変わってないから。

この学校でも、私の学園を作らせてもらうわ。

よろしく。

我がパートナー。」


囁くように言った言葉の意味は分からなかったし、


その後に見せた、

ちょっと怖い笑顔もよく分からなかった。


ーーすぐ、分かる事になるんだけど。