扉~イジメ~



ーーグイッ

私を亮は抱き締めた。



あまりに突然で、

顔が嫌でも熱くなった。


「亮!?どーしたの!?」


私は暴れたけど、

男の力に勝てる訳がない。


「こいつは俺の女。

女は1人で十分!

な、実依?」

力を緩めて、

私に微笑みかけるからっ!


私は、
まともに顔なんか見れなくて、


「うん。亮ーー」

でも、そんな気持ちには

答えたくて。


ーーチュッ


ーーキュンキュンっっ